十二国記

「十二国記」(じゅうにこくき)とは、小野不由美が執筆している小説作品群。
古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー。
2009年時点ではまだ未完だが、とても人気のある作品。

文庫本の売り上げは700万部以上。
2002年には、NHKでテレビアニメ化もされている。

物語の舞台は、神仙や妖魔の存在する世界。
12の国が存在し、文化・政治形態は古代中国の周王朝に類似しており、絶対的な王制が行われている。
しかし、世襲制ではなく、それぞれの国は神獣・麒麟(きりん)が天意に従って選んだ王により統治されている。
王や高位の官は神仙として不老長寿の体(ただし不完全)を持ち、天意に従う形で国を治めることを求められている。
麒麟が死・禅譲するか、討たれない限り王は死なない。
王と麒麟、天意とは何なのか?という問いが、作品全体のテーマとなっている。

また、サイドストーリーとして執筆された「魔性の子」では、この異世界が我々の暮らす現実世界に干渉したときの恐怖がホラー小説として描かれている。

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